誣告の伝兵衛。≪小説・新連載vol.36≫
僕ちゃんは、刺された。
背中をぶっすりと。
いつものように、あの野郎をからかうため、ラウンジのいつもの指定席であるテーブルに座った瞬間であった。
僕ちゃんは、すぐにほほえみながら、後ろを振り返った。
すると、見たこともない、老人であった。
そう、伝兵衛である。
僕ちゃんは、刺された。
背中をぶっすりと。
いつものように、あの野郎をからかうため、ラウンジのいつもの指定席であるテーブルに座った瞬間であった。
僕ちゃんは、すぐにほほえみながら、後ろを振り返った。
すると、見たこともない、老人であった。
そう、伝兵衛である。