2015-02-24から1日間の記事一覧

誣告の伝兵衛。≪小説・新連載vol.15≫

あの野郎。 全く。まだ来やがるぞ。 よし。誣告だ。 例のように。 駆け付けた刑事たち。 まずは、あの野郎が閉館時間に出てくるのを、図書館前のバス停に張り込んでいた、口を尖らせた約160cmの短髪色黒の男が、あの野郎が通る道を先回りするような形で、さ…