菅井友香最後のメッセージ2022.11.09 「2nd TOUR 2022 As you know」in TOKYO DOME

え。皆さん。今日は櫻坂46のツアーファイナル最終公演にお越しいただきありがとうございます。そして、こんなに素敵な卒業セレモニーを開催していただき本当にありがとうございます。(お辞儀)

本日のお忙しい中、こうして時間を作って会場に足を運んでいただき、そして配信でもたくさん見守っていただいているのかな?、見守っていただいて夢だったこの東京ドームで大好きなチーム櫻坂のみんなと一緒にこの日を迎えることができて本当に本当に幸せです。

えー。うん。今この場を借りて、これまでの7年間を少しだけ振り返らせていただきます。

えー。2015年メンバーに加入して2016年にサイレントマジョリティーで欅坂46としてデビューさせていただきました。えー。思い返すと、本当に波乱万丈な。うん。アイドル人生でした。で。キャプテンに任命していただいたことは、うん、人生の転機だったなぁと思えます。うん。大好きなみんなと一緒に、協力しながらだったんですけど、うーん、うん、すごく複雑でアンバランスな部分のあるグループをまとめることはすっごくすごく難しかったです。えー。うーん。自分のふがいなさを感じることもあったし、でも、うーん、そんな時にメンバーがまだ10代の子も多かったのでなかなかみんな一生懸命頑張るんですけど思うようにいかない日もありました。そんな時に、私はキャプテンとして、せめて皆さんとグループをつなぐ架け橋になるように頑張ろうと向き合っていました。それでも、グループの、大好きなグループのイメージがなかなか思うように伝わらなかったりとか、うーん、覚悟はしていたものの、いろんな言葉でバッシングをされてしまうときはすごくショックなことも多かったです。うーん。周りを信じることが難しくなって、なんか心にも嘘をつかなくって行かなくなってしまい、なかなか心から笑えることが難しくなってしまった時期がありました。

うーん。

でも、そんなときに、応援してくださる皆さんが居てくれたことが本当に本当に心の救いでした。うん。いろんなところを通じて、たくさん応援のメッセージを送ってくださったり、ライブやいろんな舞台に足を運んでくださって、いろんなまだまだ未熟な自分を受け入れて期待してくださることが本当に嬉しかったです。で、そんな思いにこたえられる人間になろうと、期待してもらえるような人間になろうと、前に進むきっかけをくださったのは、いつも見守ってくださっている皆さまでした。そして、このグループ活動の中で、秋元康先生の書いてくださったたくさんの名曲の数々を、大好きなメンバーのみんなと歌えたことはわたくしの人生のほこりです。そして、応援してくださる皆様は勿論、いろんなところで支えてくださった多くの関係者の皆様や、大好きなメンバーのみんな、そして、いつもどんなときもそばでケアしてくれた家族のみんな、たくさんの方々に支えていただき、今日まで走ってくることができたなと、今感謝の気持ちでいっぱいです。

櫻坂46になってから、うーん、メンバーのみんなの笑顔がたくさん増えたって、いろんなところでお話しさせていただいてきたんですけど。そんなみんなのおかげで、私も自然と心が明るくなって、立場とか関係なく、一人のメンバーとして、たくさん笑えることが増えました。で、大好きな、かけがえのない、一緒に戦ってきた1期生のみんな、そして、ありのままの私を慕ってくれるかわいい可愛い後輩もできました。

今お別れするのがすごく寂しいです。

こんな大好きな櫻坂46は、皆さんの応援のおかげで、ここ2年で前よりも成長して、たくましい櫻になったと思います。そして、みんな一生懸命で、前を向いていつも真面目に頑張っている頼もしいメンバーでいっぱいです。そんな櫻坂の魅力がもっともっといろんな方に伝わってほしいなぁと心から思っています。そんな自慢のグループに、これから3期生のみんなも入ってきてくれるので、どんな子が来てくれるのかなと、私もワクワクしています。ぜひこれからの櫻坂を応援していただけたら、うれしいなとおもっています。

そして、大好きな欅坂46も大好きな櫻坂46も、それぞれにしかない、楽曲、グループ、メンバーの魅力がたくさんあります。どっちがいい悪いとかじゃなく、それぞれを尊重しながら、魅力を受け入れて、どっちも愛していただけたら嬉しいなと思っています。

うん。(盛大な拍手)。ありがとうございます。

そして、私自身も、また皆様とお会いできるように、あの、私の道を頑張って、これからもこの経験を忘れず、楽しかったこと苦しかったことすべて抱きしめて、前に歩んでいきたいなと思っています。これからも大好きな櫻坂46の、そしての菅井友香の応援をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

僕は星矢。≪ヴぉるⅫ≫(新作小説)

僕は星矢。

 

嘘つき星矢。

 

僕は星矢。

 

ピノキオ星矢。

 

僕は軽やかに生きる。

 

僕が学校に行けば。友達みんなが僕に話しかけてくる。

 

僕は友達の心を操る天才だ。

 

僕がちょっと弱みを見せれば簡単に僕になびいてくる。

 

人生ってちょろいよ。

 

ちょろいもんだよ。

 

あの男に関するあることない事。作り話をしてやったら。

 

まぁ。引っかかること引っかかること。

 

特に。眉毛が海苔のように馬鹿みたく太い。80年代のハンサム顔の。僕が心の中で「海苔弁野郎」と呼んでいる。馬鹿な友達がしょっちゅう。僕が図書館で勉強しているのに。僕にうざく話しかけてくるので。あの男のウソ話をしてやったら。僕の言うことを真に受けて。あの男の家を突き止めるために尾行するとか言い出したよ。

 

全く馬鹿なやつだよ。僕は何も手を汚さなくても。勝手に僕の云う通りに動く。

 

僕は高みの見物さ。共通テストも近いってのに。せいぜいあの男にばれて殺されればいいのさ。馬鹿な海苔弁芋野郎君。あの男は狂気を秘めているから。何をされるかわかんないよ。あの男は勘が鋭そうだからね。

 

僕は星矢。≪ヴぉるⅪ≫(新作小説)

僕は星矢。

 

僕は毎日図書館に行く。

 

僕はあの男が毎日閉館時間まで自習室にいるのが。気に食わない。

 

死ねばいいのにだよ。本当に。

 

だから。僕は。図書館の職員に。あの男の悪口を言ったよ。

 

あの男が毎日自習室にいるから。僕ら高校生が迷惑しているってね。

 

どんな問題。エッヘン。エッヘン星矢。

 

そしたら。図書館の人にうっとうしいことを言われてしまったよ。

 

あの方は毎日図書館にこられておりますので。わたくしどもからは直接言えませんだって。

 

そして。もしあの方がどうしても気になるなら、1か月ほど自習室に入るのはご遠慮くださいだって。

 

どうしてこうなるのさ?

 

言ってしまった手前。1か月間。自習室に入ることができなくなってしまったよ。

 

悔しいよ。腹立つよ。

 

シクシク。シクシク星矢。

 

 

 

 

 

 

 

僕は星矢。≪ヴぉるⅩ≫(新作小説)

僕は星矢。

 

あれぇ~。

 

どうして?

 

自分が計画していた通りに勉強が全然できないよ。

 

おかしいよ。僕がやると決めた勉強のはずなんだよ。どうして?

 

今日も。土曜日で学校が昼に終わったので。一目散に図書館に行って勉強していたのに。

 

すぐ眠たくなって。机に突っ伏して寝ちゃったよ。

 

だから僕は思い切って帰ろうと思ったんだ。僕は切り替えが早いからね。決断力があるんだ。

 

でも。あの男に途中で勉強を投げ出して帰るところをバレたくないよ。

 

だから。僕は。勉強道具を片付ける音を一切出さずに。忍者のようにして。片づけていたのに。

 

どうして?

 

あの男に。僕が帰り支度をしていたのがばれちゃったよ。

 

悔しいよ。くそぉ~なんだよ。

 

僕は人生で一番悔しい思いをして。帰ってきちゃったんだ。

 

家に帰るまでの道中。すんごく悔しかった。

 

でも。僕は。執念深いからね。本当にしつこい性格だからね。

 

また明日も図書館に行くよ。あの男に張り合うんだよ。僕は。えっへん。

 

そうだ。僕は。頭がいいからね。僕が勉強が思い通りに勉強が進まないのは。僕の友達のせいだよ。

 

そう。そうだよ。僕の勉強のできない。死んだ魚のような眼をした。いつも催眠術にかかっているような。あのトロ~んとした気持ち悪い目つきの友達のせいだよ。

僕は星矢。≪ヴぉる10≫(新作小説)

僕は星矢。

 

毎日学校帰りに図書館の自習室に行く。毎日だよ。毎日。えっへん星矢。

 

学校が15時30分に終わるから。一目散に図書館にめがけてチャリをぶっ飛ばすんだ。

 

そして。15時40分に図書館に着いて。自習室に行って。あの男が居て。あの男を睨んで。あの男が僕に視線を合わせることができない位置にある席を確保して。共通テストの数学の赤本を開いて。やって。できなくて。はぁ~って言って。

 

僕の自転車は白のスポーツサイクル。パパに買ってもらったんだ。買ってって言えばすぐに金を出す。便利な財布だよ。

 

便利といえば。僕の友達も便利な道具だ。

 

僕がちょっとあの男の悪口を言えば。すぐ乗っかかってくる。

 

作り話をしているのに。あの男は僕をストーキングしてくるとかさ。

 

それをすぐ信じるんだから。全く馬鹿なやつだよ。

 

その友達は。いつも眠そうな目をしている。僕が催眠術をかけているみたいに。

 

ま。そんな馬鹿な奴は。僕の大学受験には全く必要ない存在だから。僕が来年北海学園大学に合格するころには。縁切りだね。

 

僕は星矢。≪ヴぉる9≫(新作小説)

僕は星矢。

 

僕は毎日図書館に通うんだ。

 

毎日だよ。毎日。

 

僕はすごいんだから。僕がやると決めたんだから。僕はやるんだ。絶対なんだ。

 

それにしても腹が立つ。

 

僕の理想の男根こと、あの男が、いつも自習室にいるからなんだ。