法的倒産処理制度の必要性ー伊藤眞『破産法・民事再生法〔第3版〕』尾行録1日目

倒産法を初めて学ぶ。予備試験受験生のだいぶだりー君。

新しく版を改めて出版された、伊藤眞先生の『破産法・民事再生法〔第3版〕』(有斐閣)を、ノートをとりながら読んでやろうと息巻いている。

非常に効率が悪いと思うのだが・・・

いったいどうなることやら。

 

17-18ページ。

  • 私的整理:利害関係人の合意によって権利調整を図る整理方法
  • 私的整理の限界:債権者や債務者を含むすべての利害関係人の権利を公平、かつ、公正に調整する点で、限界があるということ。
  • 法的手続による倒産処理の意義:債権者の個別的権利行使を抑止し、債務者による詐害行為や偏波行為の効力を覆し、中立かつ公正な第三者が総債権者の利益を実現する機会を制度的に保障し、債権者の多数決および裁判者の決定によって、個々人の債権者の同意の有無にかかわらず、権利の調整を可能にすること