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誣告の伝兵衛。≪小説・新連載vol.13≫

おいおい。

おらが調べさせた情報によるとよ。

その野郎、あの野郎を尾行するつもりなんだとよ。

今日なんか、あの野郎が閉館後タバコを吸っていると、あの野郎が帰るまでじっくり図書館玄関前の雪垣のところに隠れてやがるんだとよ。

あの野郎はタバコ3本吸っていたということだから、約10分も隠れてやがった計算になるな。

トチくるってやがるな。

しばらくすっとよ、その野郎の仲間が応援に駆け付けたんだとよ。

その野郎の仲間は3人みてぇだな。

一人は、この真冬にピンク色のTシャツ一丁で、ママチャリに乗ってやってきやがったとよ。

もう一人は、眼鏡学生風情のネイビーピーコ―ト。

ラスト3人目は、がっちり体系の眼鏡、ダークグリーンのダウンジャケット・黒のスエットパンツ・黒の黒ゴムブーツ野郎だ。