僕は星矢。≪ヴぉるⅤ≫

僕は星矢。

 

この夏を。図書館での数学の勉強に捧げることを決めたのは。

 

ある男の噂を聞いたから。

 

僕の友達の話では。その男は毎日図書館にいるという。

 

で。なんでもずーと勉強しているという。

 

それで。そいつをからかってやるぐらいの。そんな軽い気持ちで。

 

どんな奴か自分の目で確かめよう。そう思ったんだ。